第8回は、ガラス造形作家としても活躍されている、きららガラス未来館の坂本有さんと松尾具美さんのお二人にお話しをお伺いしました。
 

いつ頃からガラスに興味を持ち始めたのですか?
 
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市民 (坂本さん)
大学の時、神戸の美術館でアメリカで初めて人間国宝に選ばれたデイル・チフリーさんという有名な作家さんの個展を見に行きました。それまでは、ガラスに対してグラスなと”使えるモノ”という一般的なイメージを抱いていましたが、デイル・チフリーさんの作品は、インスタレーションといって、色々なモノを組み合わせたり、その空間の中を使ってアートが創り出されていたので、こういった手法もあることに驚き、興味を持ち始めました。
 
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市民 (松尾さん)
私の母がガラス作品が好きだったので、よく美術館や展覧会があると連れて行ってもらっていました。興味ということでは、小さい頃からありましたが、具体的に将来の職業としてガラス作家を目指していこうと思い始めたのは高校3年生の時からです。出身の京都は焼き物が有名で、小学生の時に体験プログラムとして陶芸をしたことはありましたが、ガラスは作品の作り方など全然知らなかったので、作り方に興味を持ち、勉強をしてみたいと思いこの道に進みました。
 

本市では、平成13年から3年に一度「現代ガラス展」を開催し、若手ガラス作家の登竜門的コンペティションとしての評価も高まっていますが、本市におけるガラスの未来についてどのようなことを期待していますか?
 
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市民 (坂本さん)
私が山陽小野田市に来て5年目なのですが、当初よりは大分地元の方に”ガラスといえば焼野”ということが浸透してきたと思います。ガラス業界でも、本市のガラス展はとても有名になってきているので、その盛り上がりを更に高めていけるように、地元の方々にも”ガラス”というものをもっと身近に感じて頂きたいなと思います。
 
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市民 (松尾さん)
ガラスのコンペティションとして、本市のガラス展の認知度は上がってきていると思いますが、もう少し地元の方々が”ガラスといったら山陽小野田”と言ってもらえるようになったらいいなと思います。ガラス未来館に来館されるお客様は、市県外の方が多いので、今後地元への発信も強化し、ガラス文化と地元の方の結びつきが更に根強くなればと願っています。
 

お二人の夢やガラスの魅力について教えて下さい。
 
市民 (坂本さん)
考えれば考えるほど…手をかければかけるほど…いい作品ができるものだなと思います。ガラスの魅力を伝えられるような作品を作っていきたいと思います。
 
市民 (松尾さん)
ガラスは透ける素材なので、そのものと同時に映る影も一緒に作品にすることができるので、ふたつもみっつも得がある素材ではないかと思います。
 

本日は、お忙しい中ありがとうございました。
最後に、今回のガラス展で入選されたお二人の作品をご紹介します。こちらの作品は、現在開催中(8/26(日)まで)の、第5回現代ガラス展in山陽小野田でご覧頂けます。お二人の素敵なガラス作品を見に、ぜひガラス展へお越しください。
 
    坂本さんの作品『内に包む』                      
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【制作意図】
たくさんの物や出来事の集まりで今があるという思い。光を通して内を感じられるガラスの特性を活かして、重なり合い変化して成長する、種のイメージで制作しました。
 
 
      松尾さんの作品『花開くとき』 
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【制作意図】
すべての蕾が花になれる訳ではなく、環境によって蕾のまま枯れてしまう場合もあります。強く生き抜き、花開くことができた時、見える世界は変わるかもしれません。
【第5回現代ガラス展in山陽小野田】
期間:2012年8月26日(日)まで開催 10:00~19:00(※入場は18:30まで)
※終了しました。沢山のご来場誠にありがとうございました。
場所:おのだサンパーク(2F大催事場)
入場料:当日券500円 前売り券300円(※高校生以下無料)
問合せ先:現代ガラス展実行委員会事務局 ℡ 0836-82-1205
 
お二人が技術スタッフとして働かれています!!
【きららガラス未来館】
開館時間:9:00~17:00(8/31までは18:00まで開館)
休館日:月・火曜日(祝日の場合は翌平日)
入館料:無料
住所:山陽小野田市焼野海岸
電話:0836-88-0064
HP:http://www.onodaglass.jp/
※各種体験等もございます。事前にお問合せ下さい。