77 厚狭の寝太郎 2014年9月

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【アクセス】円応寺までJR厚狭駅在来線口から徒歩20分
      寝太郎荒神社までJR厚狭駅新幹線口から徒                      歩3分






 荒地だった厚狭の「千町ヶ原」を瑞々しい水田に変え、村おこしを成し遂げたと伝えられる厚狭の寝太郎。実は、いつ誰の手によって厚狭川が堰き止められ、縦横に水路を構築する事業が行われたか公的な記録は残っていません。
 しかし、膨大な資金と労力を要して行われたことは疑いようがなく、この偉業に対する人々の感謝の気持ちが、厚狭の寝太郎物語として語られるようになったのではないでしょうか。1841年の「防長風土注進案」に物語の原型と言える次のような記述があります。『15~16世紀の頃、一人の翁が仕事もせず、いつも寝てばかりいるので、世人から「寝太郎」と呼ばれていた。やがて彼は沓村に大きな堰を造って厚狭川の流れを引き、千町ヶ原を開いて美田とした。』これに、寝太郎の父が庄屋であることや三年と三月寝て暮らしたこと、佐渡金山で資金を調達した話などが加えられて現在の厚狭の寝太郎物語が形成されていったと思われます。
 今も寝太郎人気は衰えることなく、寝太郎を祭った権現様(円応寺所蔵)や寝太郎荒神社など、地元の人々に親しまれています。

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