鴨神社(かもじんじゃ)

「鴨社略縁起」によると、同社は延歴7年(778)に沓に神祠を建てて、百済国の聖明(せいめい)王妃を祀ったのが起源という。そのいわれは、愛児琳聖(りんしょう)太子の後を追って来朝した聖明王妃は梶浦に着岸の後、厚狭川をさか上って久津(沓)に上陸し、ここに仮殿を建てて住まわれたが、舒明(じょめい)天皇が死去されたので、その亡骸を葬った。この古墓を明神原と称し、大同3年(808)に、夢の告げによって京都の賀茂社の神霊を勧請し、ここに新しく社殿を創建。大内氏は社領5,300石を寄進したと伝えている。

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所在地
757-0001 厚狭842Google map