當島八幡宮(とうしまはちまんぐう)

有帆川の河口、浜小屋港にある。旧高泊村および旧千崎村西部の鎮守神として崇敬され、880年代、豊前国(大分県)の宇佐八幡宮を分かち祀ると伝え、高泊湾口の現在地「當島」に鎮め、地名で當島八幡宮という。しかしトウシマという地名は今はない。
正面の鳥居は安政6年(1859)東西高泊村の大庄屋、三戸晋九朗と目五郎右衛門が寄進したものだが、航海に良い天気が続くように、また農作物がたくさん穫れるようにという意味の言葉が刻んである。
境内に「夏来てもなお一つ葉の一つかな」の芭蕉の句碑がある。制作年代は不明だが、昔日この地方で俳句が盛んに詠まれた文化の高さも偲ばれる。

Information

所在地
756-0057 西高泊1559番地Google map