古くから「どうかん屋敷跡」と伝えられる屋敷地。奥行き18m、正面には石垣があり、長さ約50m、高さ約1mで中世時代の石組みの様子を見せる。「どうかん」については、岩崎寺観音堂に掲げる明徳3年(1392年)の鰐口銘にただ、「道乾」とのみ見え、俗姓は記されていないが、その人物の屋敷跡とも考えられる。近郷を領地とした中世豪族の屋敷跡と想定される貴重な遺跡。
市指定文化財。(平成6年3月24日指定)
Information
- 所在地
- 756-0038 有帆字上田尻2252番地1~5、2255番地1~6(仁保の上)